関西学院高等部 Global Studies 3 ー大学生からのフィードバックで探究をブラッシュアップ!ー
2025年10月7日、関西学院高等部の3年生がオンライン国際交流授業に参加しました。
関西学院高等部では、知識としてではなく「使うこと」を可能とする英語力の向上を目的とした実践的な英語教育が行われています。また、語学力向上にとどまらず、異文化理解を深め、他者と協働する姿勢を育む国際交流にも注力しています。
〇一年間の流れ
関西学院高等部のGlobal Studies 3では、年間を通して探究活動を行っています。

1学期の授業の様子はこちらのレポートをご覧下さい。
2学期は、各自の探究テーマについて論文を書きあげること最終目標となります。2学期の1回目の授業となった今回は、大学生のスタッフに向けて探究学習の成果を発表しました。
〇授業の流れ
| Step1 | 発表(生徒) 探究学習の成果を発表します。生徒はアシスタントからのフィードバックをもらいます。 |
|---|---|
| Step2 | 発表(大学生) 実際に研究を行っている大学生が生徒に向けて発表をします。生徒は大学生の発表を聞き、研究の方法などを学んでいきます。 |
| Step3 | 振り返り 発表やアシスタントからもらったフィードバックを受けて学んだこと、今後の研究に生かしたいことを共有します。 |
探究のテーマ例
・小学校における英語教育について
・オーバーツーリズムについて
・性別におけるステレオタイプについて
今回の発表はすべて英語で行われました。調査の目的や社会課題の背景、日本の現状などを含めたプレゼンテーション資料をつくり、それをもとに発表していきます。
大学生からは、発表資料をみて感じたことのコメントやクリティカルな質問をもらいます。
「オーディエンスを納得させるためにもっとデータを入れたほうが良い」
「大事な部分はもっと強調して話すといい」
など発表内容、方法の両方の側面からコメントをもらいました。
フィードバックを受けてブラッシュアップしてくことで、自分の研究をさらに深めていくことができます。実際に大学で本格的な研究を行っている大学生からもコメントをもらうことによって、新たな視点からの考えを取り入れることができたり、自分たちの研究のモチベーションにも繋がったようです。
英語でのプレゼンテーションとなり難しい部分もありますが、初めて発表を聞く人にも内容が伝わるように表現を変えたり、スライドを編集したりと試行錯誤する様子が印象的でした。
また、大学生の発表後の質疑応答では、論文の書き方のコツや発表資料の作り方などを聞き、次回以降の発表やプロジェクトに活かすことができるように積極的に学ぶ生徒もいました。
〇生徒のコメント
「原稿をあまり見ないように発表ができるようになりたい」
「初めて発表を聞く人に伝わるように、聞く人の立場になってプレゼンの構成を考えられるようになりたい」
など、さらにステップアップした発表ができるようになりたいという向上心の感じられるコメントをいただきました。
また、大学生の発表を受けて、
「大学生のようにもっとうまく発表、プレゼンテーションができるようになりたいと思った」
「普段から英語に慣れるのはもちろんのことをもっと実践的でアカデミックな英語にも触れていきたいと思った」
「大学生が紹介してくれたインタビュー方法を実践してみようと思った」
など、今後の学習を見据えた生徒の声も聞くことができました。
〇英語×探究で学ぶ、深める
近年、日本における外国人人口の増加に伴うグローバル化によって、「英語」が多くの人とコミュニケーションをとるツールとして認識されるようになってきました。今回のように、「英語」を探究学習の手段として扱うことによって、実践的に英語力を身に着けていくことが可能となります。さらに、探究活動を行う中で海外の同年代の生徒と繋がり意見を交換することで、社会課題をより多角的に捉えられるようにもなります。
With The Worldでは、今回紹介したような長期的なプログラムだけでなく、1日完結のオンライン国際交流授業など、各学校のニーズに合った様々なプログラム設計が可能となっております。国際交流で語学力のみならず、課題解決能力を高めたいと考える生徒たちの学びのサポートができれば幸いです。
オンライン国際交流授業についてはこちらをご覧ください。
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