お知らせ

News

福島県立あさか開成高校のインドオンラインスタディツアー実践事例|スジャータ村との交流と探究学習レポート

株式会社With The Worldは、福島県立あさか開成高校にて「インドオンラインスタディツアー」を実施いたしました。

日本の教室とインド・ビハール州スジャータ村をリアルタイムで結び、現地の子供たちとの英語交流やNPO代表による講義を通して社会問題を学んだ、当日の授業内容と生徒たちの様子をご報告いたします。

 

 1. あさか開成高校で実施された「インドオンラインスタディツアー」の概要

 

1-1. プログラムの狙いと3つの学習目標

インドオンラインスタディツアーは、日本の教室にいながらインドの社会問題のリアルに触れることができるプログラムです。NPO法人ニランジャナセワサンガ様のご協力のもと、インド・ビハール州にあるスジャータ村へのバーチャル訪問や現地に住む生徒たちとのオンライン交流、同NPO法人代表とのパネルディスカッションを行います。プログラムを通しての目標は以下の3つです。

 

① インド、スジャータ村の文化・暮らしを知る

② 教育・貧困・ジェンダー問題が、交流する子供たちの暮らしにどう関わっているのか考える

③ 教育支援が子供たちに与える影響、私たちにできることは何かを考える

 

1-2. 協力パートナー:NPO法人ニランジャナセワサンガの役割

参加する生徒たちは、スジャータ村の子供たちが直面する問題の内容を知るだけではなく、問題解決に向けた現地NPOの取り組みについても学びます。プログラム全体を通して、教育支援・職業訓練を受けている生徒たち、現地学校の教職員、問題解決に向けて活動する団体など、多様な立場の人々の視点から社会問題を理解し考えることができる構成になっています。

 

また、スジャータ村の子供たちとのオンライン交流で、英語コミュニケーション能力の向上や異文化理解の機会はもちろんのこと、参加生徒たちが社会問題を身近に、「自分ごと」として感じられるようになることも期待されます。

 

2. 【当日の流れ】バーチャル訪問とスジャータ村の生徒との交流プログラム

 

当日のプログラムは以下の流れで実施されました。

 

① バーチャルツアー1:スジャータ村の暮らし

② 子供たちと交流1:アイスブレークゲーム「お題のものを見せて」

③ 子供たちと交流2:自己紹介&スジャータの子供たちから「インド・スジャータ村の文化」

④ バーチャルツアー2:ニランジャナスクールの1日〜コミュニティ支援(教育支援・職業訓練)を知る〜

⑤ Q&A:学校生活への質問など

⑥ 意見シェア「将来やってみたいこと・チャレンジしたいこと」

⑦ パネルディスカッション with NPO法人ニランジャナセワサンガ

 

2-1. 現地見学とアイスブレイク:言語を超えた文化交流

最初にバーチャルツアー1でスジャータ村の基本情報と人々の暮らしの様子を見学しました。その後は少人数のグループに分かれ、スジャータ村の子供たちとの交流が始まりました。

 

アイスブレークゲーム「お題のものを見せて」では、ファシリテーター(弊社のラーニングアシスタント)が提示したお題に合う物を絵に描いたり、直接手に持って見せたりして遊びました。「勉強に使う物」や「美しいと思うもの」などのお題が出され、インドと日本の生徒たちの回答が共通する場面も見られました。自己紹介では、名前とニックネーム、好きな教科や食べ物について話しました。お互いに今まで知らなかったインド料理・日本料理を知る機会にもなり、「どんな材料が入っているの?」「美味しそう、いつか食べてみたい!」など和気あいあいとした雰囲気で交流していました。

 

2-2. 教育現場の視察と将来の夢を通じた相互理解

バーチャルツアー2では、インド・ビハール州が抱える識字率・就学率の低さ、貧困、ジェンダー問題について学びました。また、今回のプログラムで交流している子供たちが通う「ニランジャナスクール」の運営など、NPO法人の活動を知り、教育支援・職業訓練を提供することの意義についても考えました。

 

その後は再び子供たちとの交流に戻り、お互いに質問したいことを自由に聞いたり、将来の夢について話し合ったりしました。それぞれの言葉で「ありがとう」を教え合う場面や、共通のビデオゲームやスポーツで遊んでいたことが分かって喜ぶ様子も見られました。将来の夢について話す場面では、「どうしてその職業に就きたいの?」などの追加質問が自然と出てくる様子や、お互いに「素敵な夢だね」と励まし合う様子が見られ、最初に比べて生徒同士の距離が縮まり、英語を使ったコミュニケーションにも自信がついてきているようでした。

 

3. NPO代表・山本純平氏によるパネルディスカッション

 

スジャータ村の子供たちとお別れをした後は、NPO法人ニランジャナセワサンガの山本純平代表とのパネルディスカッションを行いました。

 

まず山本代表からインドの社会問題やニランジャナセワサンガの掲げるビジョン・活動について、バーチャルツアーでは詳しく紹介できなかった部分を講義していただきました。カースト制度廃止後も(地域によっては)根強く残る差別、ビハール州が長年にわたり政治的に不安定であったことに起因する経済発展の遅れ、インフラ面での課題など、インド・ビハール州に住む人々が直面する様々な社会問題についての理解を深めました。その後の質疑応答では、生徒からニランジャナセワサンガの活動を支援している企業についてなどの質問が挙がりました。

 

パネルディスカッションの終了をもって、今回のインドオンラインスタディツアーは以上となりました。言語や文化の壁を超えた温かい交流の様子がたくさん見られた会でした。プログラムを通して、参加した生徒さんたちが、社会問題への関心を深め、今後の学びに繋がる気づきや視点を得るお手伝いができていたら幸いです!

 

4. まとめ:学校現場におけるオンライン国際教育の可能性

Online international exchange class

弊社With The Worldは、全国の教育機関と共同で、教室と世界をリアルタイムで繋ぐオンライン国際交流授業を企画・運営しております。国際化が進む社会を生きていく生徒さんたちが、地理的・費用的な制約なく、今いる場所で充実した国際教育を受けられるようにすることが私たちの願いです。

 

本記事でご紹介したオンラインスタディツアー(インド・ザンビア・シリア・フィリピン)の他にも、異文化交流やPBL型授業、海外研修の事前・事後学習など、様々な形態のプログラムをご用意しております。それぞれのニーズに合わせてカスタマイズした最適なプログラムをご提案できますので、ご興味のある方はぜひ一度With The Worldまでご相談ください!

 

—

 

**関連リンク**

* With The World 『インドの「リアル」に触れる、オンラインスタディツアー』  

  https://withtheworld.co/india-online-study-tour/

* With The Worldの各種プログラムの詳細:https://withtheworld.co/service/

* お問い合わせ:https://withtheworld.co/contact/

あわせてご覧ください

記事をもっと見る

Facebookでも、
WithTheWorldの活動や想いを
ご覧いただけます!