鹿児島県庁と弊社 With The World が実施していた長期国際交流事業から生徒達が台湾へ飛び立ちました。コロナ禍後、県事業初の海外研修となった台湾での実地研修の様子や生徒の声などをお届けします。

 

ー鹿児島県のグローバル教育プロジェクト概要ー

鹿児島県で「国際性と郷土愛を兼ね備えるリーダーとして活躍する人材を育成する」という理念のもと、鹿児島県庁主催の本プロジェクトが始動しました。鹿児島県内の公立中学校8校と県立高校10校がオンラインで台湾・オーストラリア・ベトナムの現地校生徒と長期間に渡って交流し、英語でのコミュニケーションや異文化を学びます。お互いに自分たちが育った場所を紹介し合うプレゼンテーションや、学校の様子、休日は何をしているかなどを話し合い、自分たちの共通点・相違点を見つけながら仲を深めていきました。オンラインでの交流を重ねた後は、実際に交流した海外校を訪問する実地研修を通してさらに深い国際経験を得ることができます。

 

本プロジェクトの詳細につきましては、こちらもご参照ください↓

『鹿児島県　グローバル教育プロジェクトが始動！』（With The World 2023年8月31日）

https://withtheworld.co/kagoshima-global-project/

 

ー第１弾　台湾実地研修へー

本事業では初回となった台湾への実地研修では、台湾の現地校と交流をしていた7校から7名の生徒が無償で参加しました。9月25日に日本を出発した生徒たちは、現地の学校を2日に渡り訪問しました。

 

高校では現地の生徒達が学校の案内役となり、鹿児島から来た生徒達を歓迎してくれました！

 

訪問初日にはクラスに混じり日本語や地理、音楽の授業を体験しました。地理の授業では、自分達の故郷・鹿児島の名所や食べ物などを英語でプレゼンテーションし、台湾の生徒達に地元を紹介できたと同時に、現地校の授業の中で「台湾から見た日本」・「外国から見た日本文化」を勉強し、国際的な見方でより深く日本という国を理解する機会となりました。また、音楽の授業では、生徒達が日本の歌手MISIAの「愛のカタチ」の歌詞の一部を中国語に翻訳して鹿児島の生徒達に教え、一緒に歌うなど、楽しく異国語に触れることができていました。

 

訪問2日目には交流校が苗栗県の竹南鎮の歴史や名所を紹介するツアーを企画し、現地生徒たちが日本語で地元をPRしてくれました。午後には、飲食科の生徒達と一緒に菊をモチーフにした伝統的な菓子「菊花酥（キッカス）」を作り、異文化交流を楽しんでいました。

 

鹿児島の生徒は、

「日本では見たことのないものをたくさん見て、たくさんのことを学びました。とても新鮮な感じがしました。」

とお話しされており、今回の台湾研修で学びの多い、有意義な国際交流経験を得ることができたようです。

 

参照：

現地TV局や現地新聞にも掲載していただきました！

 

「臺日交流 鹿兒島高校參訪團訪君毅中學（日台交流　鹿児島高校訪問団が君毅高校を訪問）」（HokkaTV　9月27日 放送）

https://www.hakkatv.org.tw/news-detail/1695811002631036?label=%E5%AE%A2%E5%AE%B6%E7%84%A6%E9%BB%9E

「日本鹿兒島縣教育廳 赴竹南鎮君毅高中參訪（日本鹿児島県教育委員会　竹南鎮君毅高校を訪問）」（中時新聞網　9月27日）

https://www.chinatimes.com/realtimenews/20230927003791-260405?chdtv

 

ー最後にー

 

自分とは違う場所・文化の中で育った人達とお話をする機会を持ったり、今回のように実際に外国に行く機会を持つことは、自分の中にあった「常識」から離れて物事を多角的に見る視点を与えてくれるきっかけになります。また、異文化交流を通して、相手の文化を知るだけでなく、世界から見た日本を知ることができ、日本とはどういう場所であるかをより深く理解することができるようになります。弊社はこれからも国際性・自文化への理解をもった、国際的なリーダーの育成を目指していきます。

 

今回は台湾研修の紹介となりましたが、今後は第２弾としてベトナムに出発する生徒さんがいらっしゃいます！ベトナム研修も生徒さんにとって実りあるものとなることを願っております。