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オンラインで海外とトーク【SDGsを生で学ぶ】月刊先端教育8月号に掲載いただきました

新渡戸文化中学校・山本崇雄教諭
「SDGsは教えずに『たどり着かせる』国際交流授業で当事者意識を育む」

Web ページ : https://www.sentankyo.jp/articles/0627e7e3-8208-4e8f-b0e1-3c92622214f3

以下、掲載分
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テスト以外に英語を学ぶ目的を持てる

この授業は、新渡戸文化中学校英語科教諭の山本崇雄氏(統括校長補佐)と、教育系ベンチャーのWith The Worldの連携によって実現した。「5年くらい前から、教室内にリアルなコニュニケーションの場を作ることができるオンライン国際交流授業の可能性を感じていました。2019年度に新渡戸文化中学校に着任して、たまたまWith The Worldの五十嵐駿太代表と知り合い、その構想に共感しました。特に、同世代の子どもたちを繋ぐという点が素晴らしいと思いました」(山本氏)

2018年に設立されたWith The Worldはオンライン国際交流授業の普及を目指して、海外提携校の開拓からプログラム開発、授業運営、成績サポートまで、幅広く学校を支援している。現在、海外約30カ国に提携校を開拓し、新渡戸文化中学校のほかにも関西学院高等部やかえつ有明中学校高等学校などで国際交流授業を実施している。

「同じ教室内に外国人のクラスメイトがいるような環境をつくり、一緒にPBL(課題解決型学習)に取り組むケースが多いです。例えば2018年度に関西学院高等部とインドネシアの高校を結んで行った授業は、4〜5人ずつの混成チームをつくり、『食品ロス』『伝統工芸の衰退』などSDGsに沿った社会課題テーマに取り組みました。ディスカッションを経てアイデアを具現化、プレゼンテーションしたほか、アイデアの商品化や夏休み期間中の海外実地研修なども実施しました」(五十嵐氏)

新渡戸文化中学校では、2019年度にWith The Worldとプログラム共同開発しながら、中学1年生とフィリピンの子どもたちとの遠隔授業を行った。月1回程度のペースで実施し、最終回では興味のあるSDGsのゴールとその理由をスピーチで伝えあった。

山本氏は「国際交流授業を経験したからといって英語が一気に上達するわけではありません」と言い、こう続ける。「それ以上に価値があるのは。定期的に国際交流授業を行うと、生徒たちがテスト以外にも英語を学ぶ目的を持てるようになることです。学びのモチベーションを維持したり、自分の英語の学び方を見つめ直すことができるのです」

続く…
https://www.sentankyo.jp/articles/0627e7e3-8208-4e8f-b0e1-3c92622214f3

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