松蔭中学校・高校で、インドスタディツアー実施!

5月26日、28日に松蔭中学校・高校でインドスタディツアーが実施されました。世界の「今」を現地の人々から学び、社会と関わりながら、地域・世界をより良くするために行動できる力を育てることを目指しています。
今回は、NPO法人ニランジャナセワサンガ様のご協力のもと、松蔭中学校(グローバル ストリーム)・松蔭高等学校(グローバル・リーダーコース)の生徒様がインド スジャータ村の子どもたちと交流しました。
本記事では、授業の様子を報告いたします!
インドを感じる事前学習から、スジャータ村の子どもたちとの交流へ
松蔭中学校・高校では、世界の人々や世界に支援を届ける非営利団体とつながり、生徒様が世界の現状を学ぶ取り組みとして、毎年5~6月に「世界探訪オンライン」を実施されています。本年度、同校の生徒様はインドの農村部にあるスジャータ村をバーチャル訪問しました。
松蔭中学校・高校様より、インドを感じる事前学習を行っていただきました!
松蔭中学校・高校様では、インドの教育や社会について事前学習を行っていただいた後、無印良品の「フライパンでつくるナン」を生徒様が手作り。またインドの甘いお菓子、グラムジャムンの試食会など、スタディツアーの前に、インドを体感する機会をたくさん作っていただきました!
参考
https://shoin-kobe-edu.note.jp/n/n163e1d300b8a
https://note.com/shoin_gsgl/n/n5144b700b4b6
元気いっぱい、好奇心旺盛!スジャータ村の子どもたちと交流
現地の子どもたちから、インド・スジャータ村の文化について学びました。食べ物や、ヘナという植物の葉を用いたボディーペイント「ヘナタトゥー」など、ユニークな文化がたくさん紹介され、生徒様からは「インドの暮らしは自分の思ってるよりも豊かだった」というコメントもありました。また子どもたちと将来の夢・やってみたいことを話し合う時間もありました。
スジャータ村に教育支援を提供!NPO法人ニランジャナセワサンガとパネルディスカッション
スジャータ村の子どもたちのために教育支援を提供する、NPO法人ニランジャナセワサンガの代表 山本様より、現地の現状や活動についてご紹介いただきました。その後、子どもたちと質疑応答や意見交換が行われました。「インドの子どもたちの職業の選択肢のせまさ」なども話題にあがりました。
生徒のコメント
参加した生徒たちは、今回、スジャータ村へのオンライン訪問を通して何を感じたのでしょうか。生徒様のコメントを抜粋して紹介させていただきます。
・さまざまな発見がありました。自分でナンを作る体験はとても楽しく、おいしくできたことでインドの食文化に親しみを感じました。また、インドの古典語であるサンスクリット語にふれ、その発音や文字の難しさに驚き、言語の奥深さを実感しました。さらに、現地の子どもたちとの交流の中で、ほとんどの男の子が将来の夢として「ARMY(軍人)」を挙げていたことが印象的でした。日本ではあまり聞かない夢だったため、インドにおける軍や国に対する考え方の違いに気づかされました。このように、文化や価値観の違いを知ることで、自分の視野が広がり、他国をより深く理解するきっかけになりました。
・このプログラムを通して私はなぜこんなにもインドの子どもたちは先生になりたい子が多いのか気になりました。私なりに考えてみると「学校=自分の好きなことをできる夢の場所でそんなところで教えてくれる人になりたい」という理由で先生という夢を持つ人が多いのかなと思いました。
・今回のプログラムで将来のやりたいことについて話してた時に、現地のインド時の子供達と話してみて、将来家族や国を守るために軍隊に入りたかったり、先生や行政職に就いたりしたいと話していた子がおり、とても感化されたことを覚えている。人口が増加しててもインフラ状態にまだ不備があるインドだが、そのインドのために頑張ろうという意思が募ったのは、やはり子供達の学習能力の向上や職務訓練、大人の社会的能力の習得に力を注いでいる山本様率いる団体のが影響しているのではないかと感じた。
・インドの子どもたちの生活、将来の夢、学校で学んでいる内容などについて学んだ。また、NPOの活動や、私たちの募金したお金がどのように使われているのかを知った。寄付することで、たくさんの子どもたちの将来の可能性を広げることができるということを感じ、社会貢献として、お会計で出たおつりを寄付していきたいと思った。
最後に
スタディツアーは、学校様・世界の様々な国で活動するNPO法人・With The Worldが一丸となって届けるプログラムです。
今回、松蔭中学校・高校様、NPO法人ニランジャナセワサンガ様の甚大なご協力により、インドスタディツアーを実施させていただくことができました。松蔭中学校・高校様、スジャータ村の生徒様のこの先の学びの一助となりますようスタッフ一同、願っております。