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日本で学ぶシリア ~「平和」な社会とは?~

現地の「リアル」を知る!オンラインスタディツアーとは?

2024年5月27,28日、松蔭中学校・高等学校にてシリアのオンラインスタディツアーが行われました。

弊社が提供しているこの「オンラインスタディツアー」では、世界の様々な国に関する映像による学習や現地の人々とのオンラインでの交流を行います。現地の方との対話を通して、日本にいながらも人々の生活やその国が抱える社会問題について理解を深めることができます。

現地の「リアル」を体感し、世界の様々な国々が抱える社会問題を「自分事」として考えることでSDGsを身近に捉えられるようになることと、現地の人の出会いからグローバルな交流に対するきっかけをつかめるようになることを目指しています。

「平和」の意味を考える、シリアのオンラインスタディツアー

今回ご紹介するシリアのオンラインスタツアーでは、参加を通して「平和」について理解を深める事を目標としています。

皆さんは「シリア」という国名を聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。多くの方は、戦争が多く平和からはほど遠い国という印象を持つかもしれません。

実際にシリアでは長期にわたる内戦が続き、社会情勢は不安定な状態にあります。しかし実際はそれだけではなく、多様な文化や歴史、そして日々の生活を私たちと同じように生きる現地の人々の暮らしがあります。今回のシリアのオンラインスタディツアーでは、そのような現地の「リアル」を学び、「平和」の意味について考えるプログラムとなっております。

シリアオンスタの魅力をポイント解説!

ここからは、シリアのオンラインスタディツアーの魅力を2つのポイントに分けてお伝えします!
①現地の人々との対話・交流
今回のシリアのオンラインスタディツアーでは、現地の幼稚園に通う子供と現地の大学生との交流を行いました。交流した人々と、シリアでの生活やシリアの歴史・文化など普段知ることの出来ないようなことについて対話を重ねました。

②Piece of Syria代表:中野さんの想い
今回のオンラインスタディツアーはシリアの子どもたちへの教育支援と日本国内での啓発平和教育活動を行なう国際協力NGOである「Piece of Syria」の協力のもとで行われています。参加生徒達は、Piece of Syria代表の中野さんとパネルディスカッションを行い、シリアの平和に対する中野さんの熱い思いを肌で感じました。

参考:  https://piece-of-syria.org/about.html

現地の方々との交流の様子

対話で学ぶリアルなシリア

今回の松蔭中学校でのシリアオンラインスタディツアーは「ピースオブシリア」という現地支援団体の協力の基で実施されました。プログラムは約2時間半にわたって、現地の幼稚園の子供たちや大学生との交流「シリアの今と昔」というテーマでの映像視聴による学習が行われました。

①事前学習
このオンスタの参加にあたって、松蔭中学校・高等学校ではプログラム当日に向けた事前学習が行われました。事前学習では、シリアの食生活についての理解を深めるために、シリアを含む中東の伝統食「フムス」を生徒が作成し、実食しました。

フムスとは先ほども述べたように中東の伝統食で、ひよこ豆をメインにゴマペースト、にんにく、レモン汁、オリーブオイルなどをペースト状にしたものを指します。前菜の定番になるほど手軽に食べられ、かつ栄養価も豊富なので非常にポピュラーな食べ物です。
実際にフムスを作って食べ、プログラム当日もアイスブレークの場面などで食べた感想を伝え合いました。

②シリアの幼稚園の子供たちとの交流
プログラムの最初に行われたのがシリアの子供たちとの交流でした。お互いの言語で挨拶し、アシスタントも交えたアイスブレークのミニゲームを行った後、交流アクティビティを実施しました。交流アクティビティのテーマは「クイズ!私の国どれだけ分かる?」です。その名の通り、お互いが自分の国に関する○×クイズを出題し、双方の国についてクイズ形式で学びました。

③シリアの大学生へのインタビュー
2つ目の企画が、現地の大学生に対するインタビューです。まず最初にお互いの自己紹介をして、シリアの大学生によるシリアでの学校生活に関するプレゼンテーションを聞いた後、その内容を踏まえて日本の参加生徒からシリアの学生にインタビューをしました。
大学の学部を選んだ理由や、シリアで流行っているもの、将来の夢など、よりシリアの人々の生活に沿った質問で盛り上がりました。

④映像学習「シリアの今と昔」
最後に行われたのが、ピースオブシリアの方の協力の基で実施された映像学習。「シリアの今と昔」というテーマの映像を視聴し、シリアの歴史や現在の社会情勢などについて学びました。また、映像視聴後はピースオブシリアの方とのパネルディスカッションも行い、シリアに対する理解を深めました。

どんな学びを得た?参加生徒の声

このような多岐にわたるプログラムを経て、参加生徒達はシリアの歴史や文化、さらには現地の人のリアルな生活までも学ぶことが出来ました。社会問題について体感して理解深めることが出来ただけでは無く、現地の人との交流を通して今までシリアに対して抱いていた「危険な国」というイメージが変化した生徒も多く見られました。
以下は参加した生徒さん達から頂いたオンラインスタディツアーの感想です。

「シリアへの印象が変わりました。シリアは戦争ばかりで危険な国だと思いましたが、人が良くて、食べ物もいっぱいあって、図晴らしい世界遺産がある。何より、支えあう精神、手を差し伸べる心に衝撃をうけました。勝手に決めつけるのではなく、「知る」姿勢を、常識を変えることが大切なのだなと改めて学びました。」

「シリアがより身近に感じ今までに知らなかった一面が分かり考え方も変わりました。毎回、偏見という概念がひとつずつ取れるように感じ、面白い一面に加え、その国の実際の生活と自分の知識が近づきます。」

「シリアについてのリアルを知ることができて、大変な状況下に置かれているのにもかかわらず前向きに頑張ろうと頑張っている姿勢を見てとてもすごいなと私にも何かできることはないかなといろいろなことを考えることができてとてもいい機会だった。」

このように、自分が今までもっていた偏見に捉われない見方をする事の大切さ、実際に知る事の重要性を体感してくださった方が多くいらっしゃいました。また、これからのシリアに対して自分にできる事を考え、社会問題を「自分事」として捉える目線を養った生徒も居ました。

最後に

このように、参加生徒達はオンラインスタディツアーで自分がこれまで持っていた偏見に捉われない視点を持つことの大切さを学んでくれました。このような視点を持つためには、またこのような視点の重要性に気が付くためには、まず何より、今まで知らなかった国や文化について自分の眼で見て体感することが重要だといえます。オンラインスタディツアーを活用して日本に居ながら、世界について知る第一歩を踏み出してみませんか?

その他のオンラインスタディーツアーについては以下をご覧ください。

君津学園市原中央高等学校 オンラインスタディツアー/With The World
https://withtheworld.co/ichiharachuo-high-school-onlineinternationalexchange/
インドオンラインスタディーツアーが開催されました!/With The World
https://withtheworld.co/india-online-study-tour-report/

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