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【実践例あり】アクティブラーニングを軸にした英語授業設計を徹底解説!

「探究的な学びをやってはいるが、地域内の活動で終わってしまう」
「アクティブラーニングを取り入れても、生徒の主体性がうまく引き出せない」

こうした悩み​は​特定の学校様や先生方だけのものではありません。

多くの中学校、高校の先生方から​​​​、探究学習やアクティブラーニングは「校内で完結する活動」にとどまりがちであるというお声をよく耳にします。

本記事では、アクティブラーニングの「実践の場」として国際交流を捉え直し、
なぜ探究学習が続くのか、なぜ生徒が自分から発言するようになるのかを整理します。

 

英語科でのアクティブラーニング

英語科におけるアクティブラーニングは、講義中心の授業とは異なり、生徒が「話す」「書く」「教える」「体験する」といった活動を通して、自分から積極的に英語を学び、使う力を伸ばしていく指導法です。
講義中心の授業と比べて、ディスカッションや体験を取り入れた学習では、学んだ内容がより深く身につきやすいです。中には、学習の定着率が10倍以上になるという調査結果もあります。
具体的な活動例としては、ペアワーク、グループディスカッション、ロールプレイ、タスクを使った学習、プロジェクト型学習、仲間同士で教え合う活動(ピアティーチング)などがあります。

 

また、授業づくりや評価を考えるうえで大切な3つの視点があります。

 

主体的な学び:生徒が自分の興味や目的を持って学習に取り組むこと

対話的な学び:友達や先生とのやりとりを通して理解を深めること

深い学び:ただ覚えるだけでなく、知識をつなげたり応用したりできるようになること

 

 

アクティブラーニング実践でよくある壁

中学校や高校におけるアクティブラーニングを「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」の3つの視点から見てみると、それぞれの実践には特有の壁があります。

主体的な学びでよくある壁

・やる気の差が出る

生徒にとって関心の薄いテーマだと、参加意欲が湧かず受け身になってしまうことがある。

・参加の偏りが生まれる

グループ活動において一部の生徒が主導的な役割を担うことで、他の生徒が消極的になり、学習機会に差が生じる。

 

対話的な学びでよくある壁

・発言への不安

間違えることへの不安や、周囲に迷惑をかけたくないという気持ちから、発言を控える生徒がいる。

・英語力の差による遠慮

英語が苦手な生徒が、得意な生徒とうまく協同できなかったり、活動を任せきりにしてしまったりすることがある。

 

深い学びでよくある壁

・活動が「作業」になってしまう

活動の目的が十分に伝わっていないと、手順をこなすだけになり、深い理解につながらないことがある。

・振り返りの時間が取りにくい

活動を行うこと自体に満足してしまい、まとめや振り返りの時間が後回しになってしまう。結果として、学びを整理・定着させにくくなる。

 

アクティブラーニング型の授業を成功に導くには、これらの壁を壊す必要があります

参加の偏りを防ぐには
活動の役割分担を明確にし、定期的にローテーションすることで、全員が責任を持って取り組めるようにする。
テーマへの当事者意識や共感を高め、自分ごととして捉えられるようにする。

発言のためらいを和らげるには
英語力や発言の頻度を考慮したグループ分けを行い、発言しやすい環境を作る。
発言に使えるフレーズや話し方の型を事前に共有し、「どう言えばいいか分からない」という不安を減らす。

活動が「作業」で終わらないようにするには
生徒の思考を深める問いかけやフィードバックの工夫を意識し、考えを広げるサポートを行う。
振り返りシートなどを活用し、生徒が自分の考えを整理して次回の学びにつなげる時間を確保する。

 

英語×アクティブラーニングを実践できるオンライン国際交流

国際交流は、英語の授業でアクティブラーニングを行う場として、とても効果的です。

①実際に英語を使う機会をつくる

海外の相手とやりとりすることで、教室では得られないリアルな言語体験ができる。

②異文化を知るきっかけになる

相手の文化や考え方にふれることで視野が広がる。外国に興味を持つことで英語を学ぶ意味も深まる。

③伝える英語力を育てる

自分の文化や意見を英語で説明する活動を通し、既習の語彙・文法への理解が深まり、応用力も育つ。

 

また、オンラインを活用した国際交流を取り入れることは、次のような利点があります。

①費用や時間の負担が少ない

飛行機代や宿泊費がかからず、時差や移動の制約もないため、柔軟に実施できる。

②安全に実施できる

現地に行かずにいつもの教室から参加できるので、より安全であり、心理的負担も下がる。

③繰り返しの交流がしやすい

一度きりの体験ではなく定期的にやりとりしやすい環境なので、関係を深めたり学びを積み重ねたりすることができる。

ただし、活動の効果を十分に引き出すためには注意が必要です。
母国語ではない英語のみを使った交流となると、英語力の差で生徒の参加意欲や理解に顕著な偏りが出やすいといえます。
また、タスクの設計や評価方法、ファシリテーションの工夫、さらに通信環境や相手校との合意形成が不十分だったりすると、学びが表面的なやりとりにとどまり、効果が薄れてしまう場合もあります。
そのため、目的に沿った計画的な設計と丁寧な準備・サポートが不可欠です。

 

オンライン国際交流は特別な学校様だけの取り組みではありません。
どのような学校様にとっても探究学習やアクティブラーニングを「続く学び」に変えるための有力な選択肢であり、現場の実情に合わせて柔軟に設計できます。
探究学習と国際交流を掛け合わせることで、生徒の主体性と学びの深さを同時に育てることが可能です。

探究学習やアクティブラーニングを、国際交流と掛け合わせてみたいと感じた先生方へ。
貴校の状況に合わせて活用できる、中高向け国際交流プログラムの実践例や設計の考え方をご紹介しています。

・関西学院高校
関西学院高等部では、知識としてではなく「使うこと」を可能とする英語力の向上を目的とした実践的な英語教育が行われています。決められたテーマに沿って英語で調査・ディスカッション・発表を行い、最後に論文を書き上げます。
https://withtheworld.co/kwanseigakuinkoutoubu-global-studies/

・インドオンラインスタディツアー
インドにある「スジャータ村」をバーチャル訪問。参加者は、自宅にいながらインドの多様な文化や社会の実態を学びました。現地の子どもたちとの異文化交流を通して、リアルな言語体験ができたと同時に、SDGsに関連する社会課題について問題意識を深めました。
https://withtheworld.co/india-study-tour/

 

このような活動にご興味のある先生方、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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