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教育新聞様 コロナ禍でも国際交流 神戸市とインドの中高生がZoomでつながる

 神戸市立葺合(ふきあい)高校(生徒1065人、清家豊校長)は11月10日、インドと日本をZoomでつなぎ、同校の1年生とインドの中学生が国際交流するオンラインプログラムを開催した。両国の生徒はブレイクアウトルームでグループに分かれ、それぞれの文化や母国語について、英語で語り合い親睦を深めた。神戸市教委が取り組む民間提案型事業促進制度のモデル事業として実施され、コロナ禍でも生徒に海外へ目を向ける機会を提供する狙いで「With The World(WTW)」が運営した。

 普通科に加えて国際科を設置するなど、英語教育に力を入れる葺合高からは希望する33人が、一方のインドからは公立学校「VEDA VYASA D.A.V. PUBLIC SCHOOL」の生徒23人が参加。今回を含め全4回のプログムを実施予定で、最終回ではスタッフのサポートなしで、両国の生徒がSDGsや社会問題について英語でディスカッションすることを目指す。

 インドの生徒と初めて対面することもあり、当初、葺合高では緊張した面持ちの生徒が目立った。しかし準備時間では「『いただきます』という表現を伝えたい。英語で似たような表現はあるのかな。インドでは食事の前に何て言うのだろう」「会話が止まってしまったら終わり! とにかく発言し続けたい」など前向きな言葉が飛び交い、入念にイメージトレーニングにいそしむ生徒の姿が印象的だった。
ブレイクアウトルームにインドの生徒が入室してくると、最初こそはぎこちないやりとりが続いたものの、5分もたつと打ち解けた様子だった。

 例えば、あるグループの自己紹介。日本の生徒が漢字とローマ字で自分の名前を大きく書いた紙を持ち、インドの生徒に分かりやすいように示しながら、名前の由来を解説した。また「BTS」「ジブリ」「マーベル」など共通の趣味が見つかると、大きくうなずき合って国境を越えて話に花を咲かせた。

 別のグループでは、お互いの母国語の表現で盛り上がった。インドの生徒から謝るときの表現について質問があると、葺合高の生徒が「先生など年上の人には『ごめんなさい』、友達には『ごめん』だよ」などと流ちょうな英語で説明した。その他にもインドの生徒の一人は、自身が作成したYouTube動画やホームページを紹介し、その積極的な姿勢に日本の生徒たちは刺激を受けたようだった。

 たとえ分からない表現や単語が出た場面でも、画面共有機能を使い画像を見せたり、思いつく単語を投げ掛けたりなど、両国の生徒共に何とか分かり合おうという姿勢を持ち続けながら、90分のプログラムを終えた。

 終了後、葺合高の生徒は「これまで実践的な場面で、自分の英語力を試せる機会がなかなかなかった。自分の英語力を改めて知ることができた」「学校の英語の授業で、学んだことを英語で言葉にする『リテリング』に日々取り組んでいる。自分の考えを言葉にする訓練が、生かせたように思う」などと話し、手応えを感じた様子だった。

 次回のプログラムは12月。今回と同じメンバーで自国にあるタブーや、両国のステレオタイプに関して意見交換し、お互いの文化についてさらに理解を深めるという。

Web版はこちらから

https://www.kyobun.co.jp/news/20211111_02/

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