With The World staff blog 26 #学びのデザイン
Hello!
明日を明るい未来に!With The Worldです。
「リスキリング」という言葉が大人の学びの中で注目を集めていますが、
筆者も大学を卒業して10年経って、大学院で学び直すという経験をしました。
専門は教育でしたが、様々な経験を経てもう一度学生になるという経験は、
若い私が学んでいたあの頃よりも、目的意識をしっかり持って明確なゴールに向かって突き進むことができた非常に有意義なものだったと思います。
自分の学びを自分で構築していくことは、忙しくもありましたが有意義だったな…と思い返しています。
さて、今日の話題は「学びのデザイン」!
先日、弊社にある高校生からお問い合わせをいただきました。
昨年度弊社のオンライン交流と実地研修にご参加頂いた高校生でした。
弊社プログラムで台湾の生徒と関わって、英語力の高さに驚き、なぜ同じ様に第2外国語として英語を学んでいるのに、日本の生徒とこんなに差があるのか興味を持った
その中で、オランダが世界の英語力ランキングで第1位ということを知り、オランダの英語教育について探究したい!!オランダに実際に行ってみたい!そう思うようになった
日本人の英語力を高めること、自分の住む県の英語力を上げることに貢献ができるようになりたい
こう、お問い合わせをいただきました。
なんと嬉しいお問合せなのでしょう!
With The Worldのプログラムがターニングポイントになって、新たな興味が生まれ、そしてそれを自分自身で学びたいという熱意!!感激です!!
自ら学びをデザインし、自分でその学びを進めようという姿勢、勇気を持って一歩を踏み出す高校生に、私も勇気とやる気をたくさん頂きました。
素敵な機会を頂き、この高校生とお話をさせていただくことができました!
お問合せを頂いた高校生と一緒にご参加してくださった3名の生徒さんは、筆者もお会いするのは初めてでした。
一緒にオランダに訪問しようというチームということで、どういう繋がりなのか聞いてみると…
2年生になって、ついこの間クラスが一緒になったばかりです!
一緒にやらない?と声をかけたら、「やりたい!!」と集まってくれたメンバーです!
なんと!
新年度が始まって、1ヶ月半足らず、その中で学びの仲間を見つけて、前に進むチーム!!かっこいい!!素晴らしい行動力と団結力です!!
キラキラとした眼差しで、自分達の思いをたくさんお伝えいただきました!
将来は国際的な舞台で働くことや英語を使って地元に貢献したい、日本を盛り上げたいと考えているみなさん。
そのための基盤になるのはやはり英語力ですよね。と、自分達が今感じている問題意識をそのままにするのではなく、拾い上げて、改善策を考えようと、筆者にもたくさんの質問をしてくれました。
日本の英語教育や海外の英語教育について、色々とお話しさせていただきましたが、筆者からお伝えできることは客観的なことや筆者の経験。
でも、この学びは生徒の皆さんのもの!
「あなたはどうしたいですか?」
「あなたはどうなりたいですか?」
このポイントが一番重要なのだと思います。
お話しさせていただいたことを通して感じたことや考えたことの中に、自分が目指すべき方向を指し示す一番大きなヒントが隠されているのだと思います。
「みなさんはどんな英語の授業を受けたいですか?」
英語でのコミュニケーション力をもっと高められる様な授業を受けて、海外の生徒たちと対等に英語で話し合うことができるような、そんな英語力が身につけられる様な授業を受けたい!
テストも大切だけど、テストに向けた対策だけではなく、ALTや外国の方とたくさんお話ができるような授業が受けたい!
この「こうあってほしい!」「こんなことがしたい!」というWANTが、新しいものを生み出す起爆剤になると思っています。
「では、そのWANTを叶えるために、今あなたに何ができますか?」
この部分を一つずつ紐解いていくことで、学びはもっともっと深まっていきます。
WANTがあるからこそ、次のMOVEが見えてくる、やりたいという情熱を大事に、その思いを伝えてくださいね。 と筆者から高校生の皆さんにお伝えさせていただきました。
今、心に宿った学びの種、興味、情熱をパワーに変えて、新しい未来&明るい明日を創造してください!!
みなさんのこれからのご活躍を心から応援しています!!!
素敵なお話、素敵な時間をありがとうございました!
◆問題意識 や 問いの設定
◆将来のVisionを考えること
探究活動や進路指導・キャリア指導をしていると、生徒も先生も頭を悩ませる部分ではないかと思います。
筆者も教員時代は探究活動・進路指導に携わってきましたが、いつも生徒に伝えていたことは、
「あなたは何にモヤモヤしてる?」
「あなたは何が好きなの?」
そして、この思いを自分自身で紐解いていくこと。
スタート地点はいつも、生徒の心の中にあるのだと思っています。
例えば、今回お話をさせて頂いた生徒のように、
「台湾での経験から、自分の英語力にモヤモヤした」
この経験が、仲間を見つけ、新しい領域を学ぶことに繋がり、海外を見たいという興味につながった。
モヤモヤを手にとって、見つめ直していくことが、生徒自身が自分の学びをデザインするスタート地点になるのです。
例えば、教え子の中に、
「将来やりたいことはわからないけれど、ゲームは好き」
こんな生徒がいました。
「それならその好きを伸ばせる場所を一緒に探そう」
生徒の「好き」の中に隠れた可能性を引き出すことで、次の扉は開かれていきます。
ゲームを起点に、海外へ飛び出したこの生徒、英語力が必要だ!と留学を経験し、プロのe-sports選手として世界で活躍しています。
誰に言われたわけでもない、自分の中から生まれた学びの種を芽吹かせ、花を咲かせることは、生徒自身の成長や自信に大いに繋がっていくものだと思います。
「なんで?」
「本当にそう?」
生徒が何か新しい学びを始めるときには、いつも問い続けていました。
学びの途中でつまずいた時も、いつも問い続けていました。
誰かからの「なぜ?」「本当?」は、生まれた種がスクスク育つ肥料になるのかもしれません。
可能性に溢れた、キラキラした若者たちとの関わりを大切に、
彼らが自分の学びをデザインし、世界を舞台に飛躍していくことを楽しみに、
そしてそのサポートをこれからもしていくことができたらとても嬉しいです!!!
弊社スタッフ一同、キラキラ輝く若者たちとご一緒できることを心から楽しみにしています!
一緒に自分の学びをデザインしましょう!
では、また次回!
See you soon~!