With The World staff blog #3 「タブー」に出会う時
Hello!
明日を明るい未来に!With The Worldです。
先日とある国の生徒と授業外で個人ミーティングをした時のこと。
その日、生徒の国は大雨。
天気が悪く、家の中ではネットが繋がりづらい!とわざわざ外に出て参加してくれました。
ミーティングに参加する生徒の後ろに、チラリと映る傘をさしてくれているお父さん。
子供の学びのためにサポートしたいという親の思いは万国共通なのだと、
ポッと心が温かくなった優しい瞬間でした。
さて、今日のお話は「タブー」に出会う時。
With The Worldは現在66カ国に協定校があり(2023年11月現在)、
オンライン国際交流で出会う生徒は国籍も文化も、宗教も多様!
今まで聞いたことも、訪れたことのないような国の生徒との出会いも醍醐味の一つです。
先日の授業で、SDGs5やSDGs10が話題になった事がありました。
日本では、ジェンダーや性についてのお話は、ホットトピック。
多くの若者が興味を持っている事だと思います。
それぞれに多様なパーソナリティーを認め合って、サポートしていくことはとても大切なことです。
でも、国・慣習・宗教が違うとその捉え方は千差万別。
「私はその意見には反対!」
と、一瞬ピリッとした空気が流れるような、海外生からのクリティカルな意見が共有されることもあります。
そう、私たちの当たり前が、海外生の住む場所では「タブー」であることもあるのです。
皆さんなら、そんな時どうしますか?
自分の意見が正しいと意見をぶつけますか?
社会問題を考えていく際に大切なことは
「多角的な視点から物事を考えていくこと」。
SDGsのような世界共通の目標を解決していくためには「自分軸」のみで考えていては、問題の本質やその解決策に辿り着くことは難しいのではないでしょうか。
私たちが出会う生徒・学生たちは、
相手の意見を受容し、「違い」を理解し合おうという姿勢で向き合う、とても柔軟な考え方を持っています。
益々グローバル化が進む社会において、柔軟な考え方はとても大切。
一人一人、違って当たり前。
賛成はできなくとも、理解して認め合うこと。
このマインドセットこそ、私たちWith The Worldが目指す「世界平和」の砦を築く、未来のリーダーたちには必要なものだと考えています。
「私らしく居られる場所」が世界のどこかに存在すると知ることは、
明るい明日への希望につながることも、きっとあるのではないでしょうか。
先日この「タブー」に出会った生徒たち、
オンライン国際交流の中では、
「え!?信じられない!!」
そう思ったかもしれません、両国とも、お互いに。
でもその後の振り返りでは、
・違うからこそ、探究のしがいがある!!
みんなが当たり前だと思っていることの壁にぶつかった時に生じるエネルギーは、
その後の学びや探究の意欲をさらに後押ししてくれるものになるのですね。
オンライン国際交流の後、生徒と先生が改めて交流国について調べていると伺っています。
生徒の発見は、先生の発見!
学びの連鎖が続いていく、そのきっかけにWith The Worldのプログラムで出会えたのであれば、私たちにとってはこれ以上にない幸せです。
これから皆さんは、私たちと一緒にどんな国・どんな新しい発見と出会うのでしょうか?
では、また次回!
See you soon~!