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ジグソー法(協働学習)で英語力を伸ばす授業設計と実践ポイント

New 2026/4/27
#スタッフブログ

英語科でグループ活動を取り入れても、「一部の生徒だけが動く」「英語力の向上に繋がらない」──​​​​そのような先生方の悩みを解決するのがジグソー法です。生徒一人ひとりが役割を持ち、説明する責任を負うため、主体性・説明力・協働力が自然と育ちます。本記事では、英語授業にジグソー法を取り入れるメリット、注意点、テーマの選び方まで、教育現場で使える形で整理します。

 

ジグソー法とは?英語授業に活かせる協働学習の基本

 

ジグソー法とは、学習者を少人数のグループに分け、それぞれが異なるテーマや情報を担当して学習し、その内容をグループ内で共有・説明し合うことで、全体の理解を深めていく学習方法です。
まるでジグソーパズルのピースを組み合わせるように、各自の知識を持ち寄って全体像を完成させることから「ジグソー法」と呼ばれています。
生徒が「各テーマのエキスパート」として責任もって学び説明し合う構造により、主体性と説明力が育ち、教室全体の参加率が上がるという利点があります。

 

なぜジグソー法が英語学習に効果的なのか|4技能を伸ばす理由

 

● 全員参加の必然性

各自が担当するパートを理解し、グループ内で共有しなければ全体の成果が得られないため、自然と全員が積極的に参加する構造になります。これにより、英語が苦手な生徒が得意な生徒の陰に隠れてしまうといった問題も軽減されます。

 

● 学習定着率が向上

「講義を聞くだけの学習」の定着率は約5%とされる一方で、「他者に教える学習」は90%近い定着率を誇ると言われています。自分の言葉で内容を説明する過程で理解が深まり、既習文法の定着や英語での表現力の向上につながります。 また、他者の視点や表現に触れることで、自分の理解を深める機会にもなります。

 

● 英語の4技能を自然に統合できる

ジグソー法では、読む(担当パートの理解)、書く(要点の整理)、話す(内容の説明)、聞く(他者の説明の理解)といった英語の4技能すべてが活動の中に組み込まれています。これにより、技能をバランスよく伸ばすことができ、「読むのは得意でも話すのは苦手」といった偏りのある学習を克服する手助けになります。

 

ジグソー法を取り入れた英語授業で注意すべきポイント

 

ジグソー法は魅力的な学習法ですが、設計を誤ると作業化してしまったり、英語への苦手意識を強めてしまうことがあります。以下の点に注意すると、授業の質が大きく向上します。

 

● 英語力の差に配慮した支援を用意する

語彙リストや表現テンプレートなどを事前に配布すると、英語が苦手な生徒も安心して参加できます。

 

● 時間配分を管理する

調べ学習に時間を使いすぎると、発表や質問の活動が不十分になります。タイマーを使い、活動の切り替えを明確にすることが重要です。

 

● 活動後の振り返りを丁寧に行う

活動をやりっぱなしにせず、気づきを共有する時間や、使用した文法や語彙を振り返る時間を設けることで、学習内容の定着が促されます。

 

ジグソー法×国際理解|「外国・国際」をテーマにした英語授業の実践法

 

英語科でジグソー法を取り入れる際、テーマを外国や国際的な話題に設定することで、「英語を学ぶ目的」が明確になり、学習意欲の向上も期待できます。
例えば、調べた国に実際に行ってみたいと思うことは、公用語が英語の国であれば英語学習の動機になりますし、異なる文化を扱うことで事実理解にとどまらず、自国の文化との比較や意見交換が生まれ、活動に深みが出ます。
食文化、学校生活、祝日など身近なテーマから始め、レベルに合わせて負担の小さい課題から段階的に広げると無理なく実践できます。

 

まとめ|ジグソー法で英語4技能と主体性を伸ばす授業デザインのコツ

 

ジグソー法は全員が参加できる設計とアウトプットの機会創出により、英語の4技能をバランスよく伸ばしつつ主体性や協働力を育てる有力な授業デザインです。まずは身近でシンプルなテーマから始め、「準備・実践・振り返り」のサイクルを回して改善を重ねることで、継続的な学びへとつながります。

 

 

ジグソー法を取り入れた授業づくりを、実際の国際交流活動と組み合わせてみませんか。
生徒が「英語で伝える必然性」を感じられる環境を設計することで、協働学習の効果はさらに高まります。
貴校の授業スタイルや生徒の習熟度に合わせた、具体的な実践プランをご提案可能です。
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