オンライン国際交流で「世界の高校生を結ぶ教育実践に挑む!」ちいき新聞 に掲載されました。
ご縁あって、2019年6月21日に
地域新聞社さんに「この人」コーナーにて、掲載をいただきました。
以下、掲載分
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=きっかけは、1本のテレビ番組=
世界の学校をオンラインで結び、社会問題の解決までも探る英語教育プログラムを作った「With The World」代表の五十嵐駿太さん。
ネットの無料テレビ通信・スカイプを使い、インドネシアと兵庫県の高校生を繋いで、週一回互いの地域の問題(貧困問題、伝統工芸や農業の衰退など)を小グループで話しあい、その解決に踏み出すまでの交流授業を去年4月から開始した。
きっかけは、フィリピンで学校に行けない現地の子らを支援する日本人ホテル経営者の話を伝えたテレビ番組だった。特技のテニスで活動を手伝うことになり、SNSでラケット百本とボール三百球を集め、大学の部活引退後から現地入りし5カ月滞在。スラムの子どもたちが、機会が与えられれば学ぶ意欲に溢れ、優れた能力を持つことを知ったという。
一方で、スラムの状況や問題を現地の学生さえよく理解していないことに驚き、「身近な地域の問題に目を向け解決する能力をもつ人材を育てたい」と強く思い、今の活動に繋がった。
=地元も世界も大切に考えられる広い視野=
まずは自国の地元の問題を知ることから始め、相手の国との違いや共通性に気づかされながら、問題解決の知恵を出し合うために英語力や表現力も鍛えられる。解決策として伝統工芸品の販促イベントを生徒が提案して開催するなど、自ら動きだす生徒の成長に、高校の先生も五十嵐さんも目を見張ったという。
この手応えを胸に、2021年までに「4カ国30校での交流授業」の実現を目指し、現地スタッフ2人と共に奮闘を続けていく。
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