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あさか開成高校 シリアオンラインスタディーツアー〜戦後80年に提供する新たな平和教育のかたち 〜

    7月23日、あさか開成高等学校にて日本とシリアを繋ぐオンラインスタディーツアーがありました。あさか開成高等学校はGrobal Spirits(国際性豊かな人間)、Creative Spirits(創造性豊かな人間)、Human Spirits(心豊かな人間)を校訓のもと、全国でも特色のある国際科学科を設け国際教育に力を入れています。

    プログラムでは、シリアとの交流で「戦争と平和について学ぶ」と共に、「本当のシリアを知って、シリアが訪れたい国になる」ことの2つを軸として活動しました。

 

〇授業の詳細

 本プログラムは、シリアへの支援活動をしているNPOである、Piece of Syria 様の協力のもと実施されました。オンラインでシリアの幼稚園児や大学生と英語を用いて交流に加え、シリアの戦前と戦後の様子を学びました。

Step1 SAKURA幼稚園との交流
SAKURA幼稚園(シリア)についての動画を視聴した後、現地とオンラインでつなぎ、ゲームやクイズをして交流をしました。
Step2 シリア大学生との交流
シリアの大学生に現地の生活についてのプレゼンテーションを聞きました。その後、日本人学生が事前に準備した質問でインタビューをしてシリアの生活について理解を深めました。
Step3 シリアの過去と現在について学ぶ
日本よりも平和だった国、シリアがいかにして戦争の惨禍に巻き込まれてしまったのか、NPOの方の説明や動画を視聴して学びました。

 

プログラムの序盤では生徒達は、緊張した様子でした。しかし、幼稚園生や大学生と交流することで次第に表情がほころび、積極的に質問やリアクションをするようになりました。その後、シリアの歴史や現状について学ぶ際にはメモを取りながら、皆、真剣な表情で話に聞き入っていました。

~新しい形の平和学習~

 現在、世界では様々な国で紛争が続いています。終戦から80年を迎えた日本では、戦争を経験した世代の高齢化などで戦争に関する話を聞く機会が減り、学生達が戦争を自分事として考えることがこれまで以上に重要になってきます。そこで本プログラムではその国の歴史を知り、また現地の同年代の若者達と交流することで、平和を自分事として考えるきっかけ作りの場となっています。生徒達自身が将来、世界の国々や日本の平和のために何ができるかを学ぶことのできる場にもなっています。

 

~学びをNPO・NGOへの支援に~

 オンラインスタディーツアーの参加費の一部は、現地で活動するNPO・NGOへ寄付され支援活動の資金となります。現地についての学びを得るだけでなく、スタディーツアーへの参加を通して、現地の人々の力になる経験をすることができます。

~生徒さん達の声~

ーシリアから学んだ戦争と平和

・紛争のイメージが強かったけれど、元はすごく平和で安全な国だということを知った。そんな国が戦争になるんだから確かに世界のどこで戦争が起きてもおかしくないなと思った。

・シリアの大学生との交流で放課後の過ごし方など私たちとほぼ変わらない生活を送っていることを知り、それが印象に残った。

ーシリアの認識が変わった

・シリアは戦争が起こっていたり戦争中に地震が起こっているため難民の人たちも多い国だからシリアの人たちを可哀想だと思っていたけど実際シリアの人たちは戦争が起こっていたとしても生きるのをやめない強い人たちで難民になってもおもてなしの心を無くさないすてきな人たちだとこのスタディーツアーに参加して気づきました。

・戦争によってシリアが変わってしまったことを詳しく知ることが出来て、良かったです。今回の研修を通して、もっとシリアについて知りたいと思ったし、大人になったら一度は行ってみたいなと思いました。

ー現地大学生との英語での交流

英語でミスっちゃうところがあったけど、サポートしてくれたり、理解しようとしてくれたのが嬉しかった。

・たじたじな英語でも相手の大学生が一生懸命聞き取ってくれて話をしてくれて嬉しかった。

 

〇社会問題をよりリアルに ーオンスタで学ぶ現地の声ー

現地の人々とオンラインで交流することによって授業や調べ学習では得られない、現地の生の声を聞く機会、それにより社会問題をよりリアルに捉える機会をオンラインスタディーツアーでは得ることができます。

 

ご興味を持って頂けた方は以下のリンクから詳細をご覧下さい!

 

 

 

 

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