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月刊コロンブス6月号に掲載 世界中の社会問題の解決を目指して「オンライン国際授業」を展開

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「オンライン国際授業」というユニークな教育プログラムを打ち出している企業がある。その名も株式会社With The World、現在28歳の五十嵐駿太社長が設立した教育系ベンチャーだ。
聞けば、五十嵐社長は大学在学中から「世界の貧困問題の解決に貢献したい」という思いを抱き、大学4年生のときにフィリピンやカンボジア、タイなどを巡り、各国の貧困地区の子供たちとふれあったそうだ。「テニスラケットを100本ほどS N Sを通じて集め、約120人の子どもたちにテニスを教えて回ったが、そのつど、子どもたちの覚えのはやさと学びだいという欲求の強さに驚いた。が、その一方で教育の機会が少ないことも痛感し、その解決のためにこれからも力をつくしたいと思った」と当時を振り返る。
その後、五十嵐社長はパソナグループで3年ほど勤務し、新規事業の立ち上げなどを経験したうえで18年に独立。「まずはひとりでも多くの若者に貧困問題を知ってもらいたい」という思いで、オンライン国際授業の教育プログラムを開発したという。

現在、このオンライン国際授業は関西学院高等部(兵庫県西宮市)をはじめとした数校が採用しており、その実施期間は三ヶ月(全12回)。日本の学校と海外(インドネシア、カンボジア、ミャンマー)の学校をオンライン会議システムでつなぎ、班ごとにSDGsに即した社会課題を設定、その解決策を自分たちなりに調べて取材し、発表するという流れになっている。もちろん、各班は日本人と外国人による混成チームになっており、コミュニケーションは英語でとる。そのため「生徒たちは英語によるコミュニケーションを身につけながら、貧困問題やその国の課題について知ることができる。また、アクティブラーニングを通じて、リーダーシップを培うこともできる」と五十嵐社長は話す。そのほか、授業外でもSNSによる活発なやりとりは行われるし、カリキュラムのなかにはそれぞれの国を訪問し合う機会も設けられているので、そのコミュニケーションはかなりディープなものになりそうだ。
関西学院高等部は18年からこの教育プログラムを継続的に採用しているが、その評判は上々で着実に採用校の数も増えているという。しかも、卒業後も生徒たちの交流がつづくなど、国際交流の面でも一役買っているそうだ。まさにグローバルリーダーを育成するのに最適な教育プログラム、近いうちにこの授業から第2、第3の五十嵐社長が誕生するに違いない。

オンライン国際授業では、オンライン会議システムやS N Sを最大限に活用し、英語によるコミュニケーションを重ねていく。「日本の生徒は気後れしがちだが、東南アジアの生徒たちのおおらかで明るい雰囲気のおかげで、徐々にコミュニケーションをとれるようになっていく」と五十嵐社長は話す。なお、関西学院高等部での授業の際には関西学院大学国際学部の学生たちがサポート役を務めている

NGOと連携したスタディツアーも実施。日本の高校生にとっては、海外の現状を知る機会となる

アイ・ローカルグループ 代表 蕪木優典さん
五十嵐社長は「世界中の社会問題を解決したい」という熱い思いを持った若き起業家です。まだまだスタートしたばかりのビジネスではありますが、「オンライン国際授業」だけでなく、スタディツアーをはじめとしたあらたな事業をつぎつぎと打ち出しているので、今後の活躍を大いに期待しています。

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