和光国際高等学校では7月25日〜30日に実施されたフィリピン研修に際し、渡航前のオンライン事前研修が実施されました。

 

渡航前のオンライン事前研修ができることーフィリピン研修をもっと有益に

これから渡航する生徒さんにとって研修地、特に海外ともなればそれは未知の場所です。全く知らないまま渡航し、現地で初めてたくさんの情報を吸収するというアプローチの良さもあるかとは思いますが、事前に研修地への知識を持っておくことで、実地研修では表面的ではなく、より深い学びや気づき、視点を得ることができると考えます。また、英語コミュニケーションの能力においても、渡航前に日本語話者ではない人たちと会話をする練習をしておくことで、実際の研修ではより高いレベルでの能力の向上を促すことができます。オンラインの事前・事後学習とオフラインの実地研修を融合したハイブリット研修は、生徒さんたちの学びの可能性を大きく広げます。

 

映像ツアーで研修地・フィリピンを知る、事前研修Day１

事前研修1日目は以下の日程で実施されました。

 

①アイスブレーキング：自己紹介・フィリピン研修の目標

②チームビルディング：共通点探しゲーム

③映像ツアー1：イロイロ市

④アクティビティ：イロイロ市について

⑤映像ツアー2：フィリピンの食堂

⑥インタビュー：フィリピンについて知ろう

 

1日目は、生徒たちが研修で訪問するイロイロ市やフィリピンについて知り、渡航を楽しみに思ってもらうことを1つの目標として授業を実施しました。映像ツアー１ではイロイロ市の歴史や使われている言語、宗教、街の様子などが紹介され、映像を見た後で気づいたこと・面白かったことについて話し合いました。映像ツアー２ではフィリピンの礼儀作法や食べ物などを学んだ上で、事前研修の2日目に交流するフィリピンの現地メンバーに聞きたい質問を考えました。

 

フィリピンメンバーとの交流でゴミ山問題のリアルを知る、事前研修Day２

事前研修2日目は以下の日程で実施されました。

 

①アイスブレーキング：今日の目標設定

②現地NGOによるプレゼンテーション：イロイロ市について

③チームビルディング：自己紹介・ジェスチャーゲーム

④インタビュー：フィリピンについて知ろう

⑤映像ツアー3：ゴミ処理場の現状とそこで暮らすCarlo君の生活について

⑥アクティビティ：ゴミ問題に関する質疑応答・解決策についてディスカッション

⑦今日の振り返り

 

2日目は、フィリピンのメンバーと実際に交流し、英語コミュニケーション能力の向上やフィリピンのゴミ山問題への理解を深めることに取り組みました。現地で活動するNGO団体LOOBからイロイロ市についてのプレゼンテーションを受けた後、ジェスチャーゲームやインタビューを通して交流を深めました。映像ツアー３ではゴミ処理場の現状とそこに住む人々の様子を学び、この環境問題を解決するために自分たちができることは何か、フィリピンのメンバーと話し合いました。現地からのリアルな情報に触れ、主体的に解決策を考えることで、問題への知識・理解はもちろんのこと、問題解決能力や行動力を養う機会になりました。

 

フィリピン実地研修

フィリピン研修は7月25日から30日にかけて実施されました。日程は以下の通りです。

 

7/25：渡航

7/26：オリエンテーション＆チームビルディング

　　　現地高校訪問

7/27：ゴミ問題のレクチャー

　　　ゴミ処理場訪問

　　　フェアトレード製品作り　等

7/28：海洋歴史博物館

　　　ハロ大聖堂

　　　戦争歴史資料館　訪問

7/29：最終プレゼン

　　　お別れパーティー

7/30：帰国

With The Worldの海外研修はこちらもご参照ください

最後に

オンラインとオフラインのそれぞれの利点を活用したハイブリット研修は、一つのテーマや国について生徒さんたちが詳しく、深く学ぶことを叶えます。オンラインの事前研修で予め研修地や研究テーマに関する知識を蓄え、研修先で見たいもの・聞きたいことをはっきりさせておくことで、費用や時間等の関係で何度も経験することが難しい海外研修を最大限に学びの多いものにすることが可能です。

この度、和光国際高等学校で実施された事前研修のように、弊社With The Worldは全国の教育機関と共同で、それぞれのニーズに合わせた授業を企画・運営しています。今回のような海外研修・修学旅行前に向けた研修授業、異文化交流やPBL型のオンライン国際交流授業、海外の社会問題等を現地の視点から学ぶオンラインスタディーツアーなど形態は多様です。弊社のプログラムにご興味のある方はぜひ一度ご相談ください！